AWS Recent Announcements(6/15)

はじめに(定型文)

AWSのUpdate情報の中で、個人的に気になったものをピックアップします。
(Update以外でも新しく知った情報や、たまにAWS以外の情報も記載するかもしれません)
※日本語は反映が遅いので基本英語版で見ています
 

Amazon Quicksight now provides drag controller for rows and columns for table and pivot table

Quicksightで行と列の幅を変更できるようになりました。
(Quicksightを普段使わないので逆に今までできなかったのかと思いましたが)
 
※変更イメージはドキュメントを参照
 

AWS Transfer Family expands server configuration options to support a broader set of clients

Transfer Faimilyでファイル転送をする際にSETSTATコマンドのエラーを無視するオプションが追加されました。
ファイル転送クライアント(WinSCPなど)を利用している場合、ファイルを送信する際にSETSTATコマンドを発行してタイムスタンプ(元ファイルのタイムスタンプを保持)や属性変更を行っていますが、送信先がS3の場合はSETSTATに対応しておらずエラーになっていました。
今回の更新により、TransferのServer作成時にSetStatOptionを設定できるようになったので、これを無効(ENABLE_NO_OP)にすることで、エラーを回避できます。
また、SFTPでTLSセッションの再開がサポートされていない転送クライアント用に、TLSセッション再開要求をするかどうかのオプションも追加されています。
 

Amazon RDS for SQL Server Now Supports TDE enabled SQL Server Database Migration

RDS for SQL ServerでTDE(データ暗号化)が有効になったデータベースの移行をサポートするようになりました。
SQL ServerのバックアップをS3経由でRDSにリストアする方法は以前からありましたが、既存DBでTDEが有効になっている場合は一度無効にする必要がありました。
TDE証明書もS3に配置することで、暗号化の状態のままリストアが可能となっています。
 
※TDE:Transparent Data Encryption