【読書所感】「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」
What's this?
- 読んだ本の記憶定着を目的としたアウトプットの一環
- 読了後、なるべく早く書く(想起学習)
- 書評や要約ではないです
やり方(WIP)
- 読みたい本を読む(重要)
- 読みながら気になった箇所、ピンときた箇所に線を引く
- 紙の本なら付箋+傍線、Kindleならマーカー
- 読了後、目次を見ながら書いてあった内容を書けるだけ書く
- あまりにもうろ覚えだった場合は諦めて中身を見直す
- その後、線を引いた箇所を見返してまとめる
- 面白かったら二回目に突入する
- もういいと思ったらそこで試合終了
今回の本
「ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法」
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0716B52LP
選んだ理由
- 新しくGLになったので、グループの運営に取り入れたいと思ったため
- 「1 on 1」という言葉は日常的に使うものの、その意義や目的についてちゃんと理解していなかったため
- 単に1対1で会話することを指すなら、定期的な(評価)面談や普通の雑談も1 on 1になる
読書所感
- 「1 on 1」の目的は、メンバーが日々の業務の振り返りを通して新たな学びや改善のアクションを見つけられる手助けをすること
- 業務の中で良かったことや悪かったこと、その他思ったことなどを話す中で、メンバーが新たな気付きを得られるようにする
- Yahooでは「経験学習の促進」という言い方をしている
- 「1 on 1」はメンバーのためのものである
- メンバーが話したいことを話す、というのが基本
- Yahooでは「今日は何ついて話そうか」がキーワード
- 特に無い時のために事前にいくつか用意しておくのはあり
- リーダーが知りたいことを聞いてはいけない(報告の場ではないので)
- 部下の会話を促すような質問・反応を心がける
- メンバーが話したいことを話す、というのが基本
- リーダーからアドバイスはしなくていい
- メンバーの気付きを促進する
- 極論、オウム返しだけでも良い
- メンバーが自身の言葉を聞くことで、それが気付きに繋がる場合もある
- クリティカルシンキング(ソクラテス問答法など)の考え方にも通じる
- 「何を話しても良い」という空気(信頼関係)が大事
- 所謂「心理的安全性」
- どんなことでもまずは受け入れる
- レコグニション=ありのまま受け入れること
- 部下からの意見には何でも賛成するべき、という意味ではない
- アクティブリスニングを意識する
- 日本語では「傾聴」
- 黙って聞くのではなく、相手の話に「反応」すること(頷き、相槌など)
- 「業務に追われて時間が無い中で1 on 1で時間を取ってもらうのは申し訳ない」とリーダーまたはメンバー(あるいは双方)が思うようであれば、会社のルールとして「xx週ごとにyy分実施する」と強制力を働かせる方法もある
- 「会社がやれと言っているからしょうがないよね」という言い訳があると実施するハードルが下がる(こともある)